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記事一覧
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自転車をステッカーでカスタマイズ
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"最近では、町中でもロードバイクやクロスバイクなどのいわゆる普通のママチャリの一段上の自転車を乗っている人をよく見かけるようになりました。
私も、ロードバイクに乗ってよく外に出かけているのですが、結構他の人もロードバイクに乗っている人も多く、更に私の自転車は人気車種だったりするので、どうしても他の自転車との差別化をしたくなります。
でも、本格的に塗装するのはお金がかかりますし、自分でやるのはどうしても技術不足が否めません。
なので、お気軽に自分の自転車をカスタマイズする方法として思いついたのが、ステッカーをはることです。
できることなら、自分が好きな名言や、座右の銘、ロゴなどをスッテカーにしたいところです。
私は、片手間でロゴを制作したりしているので、自分が作ったお気に入りのロゴを自転車のステッカーにはることにしました。
基本的に、店で売っているものは防水性などに問題があるので、ネットで自転車のステッカーを専門に作っているところを探したほうが無難だと思います。
ステッカー 作成
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道はいずこ
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井出一徳元大佐は昭和二十年十一月二十八日の夜、H工しよう裏のうず高く積まれた兵器資材の山のなかで、黒焦げの死体となつていた。ガソリンをしませた毛布にくるまつたまゝ、致死量の劇薬を服用し、意識を失う直前にライターの火をつけたのである。
翌朝になつてしよう員の一人がそれを発見した。
この事件があつてから一と月のちのことである。
遺骨をおいた床の間の前で、妻の康子は、夫一徳の実弟、三則とむかい合つて静かに話をしていた。息子のモトムを学校へ送りだして、朝のかたづけものを終つたあとである。
「ご親切はほんとにありがたいんですけれども、あたしすこし考えがあつて、子供と二人きりでなんとかやつていきたいんですの」
「それがですよ、ねえさん、時機が時機ならぼくも反対しませんよ。今はとても女一人で生活をたてるなんていうことは、まつたく空想ですよ。兄貴の遺書には、なるほど、ねえさんは自由な行動をとれとありました。その意味が、ぼくにはよくわからないんですが、これは察するところ、ねえさんの立場を考えてですよ、親せきの無理解な強制をあくまでもしりぞけるという、含みをもたせた一言だと思うんです。母と百々子のことをぼくに面倒をみろと言つてあるのも、そのためじやないですか。それはむろん、兄貴に言われなくつたつて、ぼくの当然の義務ですから、ちつとも文句はないんですが、逆に、ねえさんとモトムのことは、兄貴に頼まれなければ知らん顔ができるかと言えば、決してそんなことはできない。それも生活の問題がなければ、別にぼくなんかの立入る筋じやないと思うけれども、現に……」
「えゝ、ですから、そういうご心配をいつさいかけないようにやつてごらんにいれます。ほんとに、あなただつて、お母さまと百々子さんだけで、そりやあたいへんなんですもの。そのうえまた……」 http://yabuwo.point-b.jp/b/index.php?year=2014&mon=05&day=13&cd=1
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どうして、あの時
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――どうして、あの時、いつしよに出掛けなかつたんだろう? そうじやない、どうして、広島までいつしよに連れて行つてと頼まなかつたのだろう?
彼女はそれが口惜しくてたまらない。――あの男となら安心だし、それに、もつと/\、いろんな話が聞けただろうに! 広島と宇品なら、同じところと言つてもいゝのだ。自分の方からどうしてそれが言い出せなかつたのだろう? 広島と聞いた時、ふつと、そんな気がしないでもなかつたけれど、さすがに、あの時は……。
そう思えば思うほど、取り返しのつかぬことをしたような気になつてくる。なんとかしてもう一度つかまえる方法はないものか、と、もうじつとしてはいられなくなる。人波をかき分けて、彼女は駅長室へ飛びこむ。そして、今夜の大阪行と連絡する下り列車の時間をたずねた。その列車なら、今度の和歌山行に乗ればことによると電車で間に合うかも知れぬとの返事だ。彼女はやつと光明を得た思いで、一時預けのリュック・サックを受けとると、出札口の行列に加わつた。
薄暗がりでぼんやりしかその顔を見ていない男の、どんな特徴を覚えていて、再び大勢の人なかで、それを探しだすことができると言うのか。まことに雲をつかむような話だが、彼女には、それがやさしいとかむつかしいとかいう問題ではなかつた。なにかひと筋の糸のようなものが、彼女をそつちへ引張つて行つてくれるものと信じているふうであつた。
やがて、切符が売り出された。
http://yabuwo.point-b.jp/b/index.php?year=2014&mon=05&day=13&cd=1
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